チャレンジ精神を持つ

「趣味はなんですか」と尋ねられた時に、「イラストを描くことです」と答える人は、近年、ずいぶんと増えているのではないでしょうか。イラストを描くためのソフトウェアの種類が豊富になってきたことや、イラストコミュニケーションサービスなどが次々にできたことで、表現の方法や発表の場が増え、手軽にその楽しさを知ることができるようになってきたからなのでしょう。それに伴い、「どんなお仕事をしていますか」と尋ねられた時に、いずれ「イラスト制作です」と答えられるようになりたいと考えている人も増えているはずです。もし、あなたが「イラスト制作に携わりたい、イラストレーターになりたい」と考えているのであれば、プロになる前にチャレンジしておくべきことがいくつかあります。

それは、「苦手」を克服することです。イラストを制作する人は誰でも「得意」としているジャンルがあるでしょう。かわいい魅力ある女の子を描くことが得意な人もいれば、光あふれる広大な景色を描くことが得意だという人もいるものです。

では、反対はどうでしょうか。女の子を描くことが得意な人は、普段はほとんど男性キャラクターを描かないのではないでしょうか。太陽の木漏れ日が美しい、光あふれる景色を好んで描いている人は、夜の海や月夜の景色を描いたことはあるでしょうか。色づかいだけでなく、人体や動物、風景など、日ごろ自分で好んで描くことのないものや色づかいにチャレンジすることはとても大切なことです。なぜなら、そうした普段は描かないモチーフを描いたり、苦手に感じているモチーフを描いたりする行為は、自分の表現の幅を広げてくれるからです。こうした練習は、プロになってから必ず「やっておいてよかった」と思うことですし、プロになってしまってからでは時間が十分に取れなくてなかなかチャレンジできないことでもあります。ですから、アマチュアのうちにチャレンジしておくべきなのです。そして、チャレンジしようという意識を持つことはプロアマ問わずに大切なことでもあるのです。